黒い看護婦
黒い看護婦森 功
価格:¥ 1,470 (Book)
(参考価格:
発売日:
おすすめ度 ★★★★★
売り上げランキング:74046
★★★☆☆ 2005-06-02 そこまでやるか?
読後感がよくない。福岡地裁で死刑を言い渡される主犯格の女が一番悪いが、その共犯の女たちも同情の余地がない。読み終わっても救われるところがないのだ。
一方的に身内をかばう主犯格の女の母親、別居中とはいえ住んでもいないマンションのローンを女の言うがままに払い続ける夫。長女の荒れた生活。
「先生」という怪しげな存在を疑いもせず、最後は女同士の性行為でも子供が生まれるという話まで信じ、自分の実の母親が殺害されそうになっても見て見ぬふりをする共犯の女。
「あんな亭主は殺された方がいい、子供たちも殺される」といわれ、犯行の誓約書まで書かされて殺す共犯の女。過去にいじめた同僚看護婦への仕打ちを脅しの材料にされ、「亭主があんたとその子供を殺そうとしている」と吹き込まれ亭主を殺し、他の犯行にも関わり、最後はガンで拘置所内で死んだ共犯の女。
情報を遮断して脅して金を巻き上げるやり方は「オレオレ詐欺」の手法に似ている。一種のマインドコントロールだろう。金のためならここまでやる女がおり、弱みを見せたらここまでつけ入る女がいるということを世間に知らしめた。
★★★★★ 2005-02-15 普通の女性たちが殺人犯に転落
現実なのだろうけれど、あまりにも現実離れしていることに驚いた。生まれながら、悪魔のような性格の看護師4人組ではなく、主犯格に会うまでの残り3人は、ごくごく普通の女性であり、妻であった。
悪そうな殺人犯は珍しくないが、普通の女性たちが、何ら落ち度のない夫達を、いとも簡単に殺してしまったことが、最大の恐怖だ。
主犯格の悪人ぶりは想像を絶するもので、3人の1人に同性愛行為まで強要していたという。エピソードすべてが驚きの連続だ。
★★★★★ 2005-01-03 福岡県久留米市で起きた連続保険金殺人事件を題材としたノンフィクション
本書は福岡県久留米市で起きた連続保険金殺人事件を題材としたノンフィクション。事件に関わる4人の看護婦それぞれの生い立ちと経歴、事件の背後、そして犯罪の構造を鋭く描いています。新聞やニュースで知り得た内容以上に、事件の背後に何があったのかは興味深かったですし、人間の悪の根源をうまく掘り出していたノンフィクションでした。
>>もっと詳しく見る
スポンサードリンク